ヒラコウの万物創世紀

引寄せ、潜在意識、スピリチュアル等

振り向けば笑顔

○電車・中 

木村優二(31)主演のドラマの中刷り。 


○高層ビル 

ビルには木村主演のドラマの巨大看板。 


○記者会見場 

沢山の記者やカメラマン。 

舞台上には木村と野村美樹(27)と村田和志(48)、その他制作スタッフ達。 


カメラマン「こっちむいてくださーい」 

今、木村が向いている方向とは反対の方向から声がかかる。 

主演俳優らしく爽やかに振り向く木村。そして魅せる完璧な笑顔。 


○スナック 

カウンター席で飲んでいる木村。 

西野典子(32)はカウンターの内側で木村の相手をしている。 


木村「今回のドラマはバシッと決めたいんだ」 

微笑む典子。 

木村「皆、俺が演技派の俳優だって忘れちゃてんだ。嫌になっちゃうよ」 

俯く木村。 

典子「そうね。懐かしいわ。あなたが劇団で頑張ってた頃」 



○写真 

スナックに飾られた小さな写真。 

そこには若かりし劇団俳優時代の木村(23)の姿。 



○スナック 

写真を見つめている典子。 

典子「あの時のあなたったら毎日演技の話ばかり」 

上を向く木村。 

木村「今でも俺は演技に対して真剣だよ。でも皆が求める俺は、そうじゃない…」 



○荒地 

西部劇の決闘のシーン。 

見事に銃の早撃ちを決める。 

遠くで心配そうに見ている女優の方に振り向く。 

そして画面一杯、渋い笑顔で決める木村。 



○スナック 

酒を飲む木村。 

木村の声「最初の頃は台詞も沢山あったのに、今じゃあ、振り向いて笑顔。そんなのばっかりだもん」 

タバコに火をつける典子。 

典子「何も沢山しゃべればいいってもんでもないでしょ。私好きよ。そういう演技。背中で語るっていうの?」 

典子が壁にあるポスターをみる。 



○ポスター 

朴訥そうな俳優が背中を向けて仁王立ちし、振り向きこちらを睨んでいる。 


木村「(ため息)」 



○スナック・表 

入り口には木村主演の今回の映画のポスターが貼られている。 

木村の声「でも、今回のドラマは違うんだ。 

俺の演技派としての…」 



○木村宅・表 

高級マンション。 

千鳥足で自宅に着く木村。 



○木村宅・中・玄関 

かなり酔っ払った様子の木村。 

木村「ヴー」 

 ドアを開け宅内にあがる。 



○木村宅・リビング 

電気をつけ、上着を脱ぐ木村。 



○空(夜) 

月が輝いている。 

風呂につかる音。 

木村の声「いやー(気持ちよさそう)」 



○木村宅・風呂場 

湯船につかっているハゲ頭の木村。 



○木村宅・リビング 

リビングには脱いだ服と一緒にカツラが置いてある。 



○空(夜) 

月が輝いている。 



○街・全景 

慌しく人や車が行き来している。 



○撮影所・楽屋 

楽屋には木村と中田悟(22)。 

木村はかなり焦っている。 

木村「おい、これどういうこと?また俺の台詞、大幅にカットされてるじゃん」 

困った様子の中田。 

中田「でも、いいじゃないですか。木村さんの見せ場はキチっと抑えた内容になってるし」 

木村「俺、ちょっと行ってくるわ」 

立ち上がり部屋を出る木村。 



○撮影所・打ち合わせ室 

部屋には村田がいる。 

そこへ入ってくる木村。 

木村「監督!これ、どういうことですか。僕の台詞、ほとんど…」 

柿ピーを食べている村田。 

村田「いやいや。俺もね、考えたんだけど。やっぱり木村さんにはバシッとこう…決めてもらいたいなと思って」 

木村「これじゃあいつもと同じじゃないですか。皆で新しいものを創ろうって監督。そういってたじゃないですか」 

村田「木村君には悪いけどね。スポンサーはじめ視聴者もね。君の笑顔を待っているんだよ。君の笑顔に皆首っ丈だ」 

木村「…分かりました。僕、この役降ります」 

出口に向かい歩き始める木村。 

驚く村田。 

村田「困るよ木村君。そういうの」 

木村「いや、いいんです。僕、最近、ずっとこのことに関して考えてて…」 

村田「わかったわかった。笑顔は無しにするから笑顔は」 

木村「ホントに?」 

笑顔で振り向く木村。 

木村「ありがとうございます」 

部屋を出ていく木村。 

村田「…笑顔を無くせばいいんだろ」 

柿ピーをむしる村田。 



○港 

土砂降りの雨。 

向かい合う木村と美樹。 

泣き顔の木村。 

美樹は木村を強い視線で見つめている。 

雨を吸収しどんどん重くなっていく木村のカツラ。 

美樹「私はあなたの地位や見た目なんてどうだっていいの。私はあなた自身がすきなのよ。どうしてわかってくれないの。何よ会社にクビにされたくらい。どうってことないわ。私がついてるわよ」 

俯く木村。 

と、突然、雨を吸収し重くなった木村のカツラが地面にズレ落ちる。 

唖然とし固まるスタッフ一同。 

木村はカツラが落ちたのに気付いていない。 

木村「でも…」 

沈黙。 

スタッフ一同、木村と美樹に注目したまま声がでない。 

美樹がとっさに言う。 

美樹「…た、たとえあなたが禿げててもよ!」 

美樹を見る木村。 

木村「…」 

照れくさそうに、思わず素直な笑顔をつくる木村。 

木村「は、はげてても?」 

美樹を真剣な眼差しで見つめる木村。 

美樹「も、もちろんよ!!」 

美樹に駆け寄る木村。 

きつく美樹を抱きしめる木村。 

木村「美樹!!」 

抱き合う木村と美樹。 

緊張した表情の村田。 

村田「カ、カーット」 

ADが木村と美樹にタオルを掛けに来る。 

木村の声「僕はてっきりこのシーンはボツだと思ったんだけど…」 



アカデミー賞授与式 

華やかな雰囲気の会場。 

舞台上にはハゲ頭の木村。 

賞を受賞している。 

木村の声「その後、僕は徐々に本来の演技派俳優としての才能を開花させていったんだ」 



○スナック 

カウンター席で酒を飲む木村。 

典子は木村の相手をしている。 

木村「最近の奴らわかってないよな。演技ってのは台詞なんて少なくっていいんだよ」 

微笑みタバコに火をつける典子。 

笑顔の木村。 



リーラなシンクロ

数年来、愛読しているブログ。

阿部敏郎さんの「リーラ」。


本日の記事は「道」だったのですが、、、


昨日、こちらでアップした記事「身体的なアプローチ」となんだかシンクロしてる感じがして、ほっこり嬉しくなりました。


自然とリラックス、

楽しむこと、

自分に寛ぐこと…


などなど、シンクロや引寄せの条件としてあげられたりしますが、

その時々、幸せや繋がりが実感できれば、まずはそれで十分なんじゃないかな。


あくまでシンクロも引寄せも副次的な楽しみであり、今この瞬間の感じ方、捉え方が全て。



ごきげんよう






身体的なアプローチ


とかく概念的なことが多く、

袋小路に迷い込みやすいスピリチュアル。


実感を得る為には、身体的なアプローチから入る方が分かりやすいケースもあるかも。


最近のお気には、

中村天風氏のクンバハカ。


やり方はシンプルで


①お尻の穴を締める

②肩の力を抜く

③下腹に氣を保つ


です。

特に①が大事みたい。


自分の感覚だと、

プラス下の2点でしっくりきた。


・眉間の緊張を解く

➡︎自然と下腹に重心が移動。


・空手の十字を切る

➡︎上の①②が自動的に出来る。


武道、ヨガ、スピ、その他色んな里の業も、

いたる境地は似てるのかもと思ったり。

(全然、達人じゃないので分からないですが笑)


焦って泥沼、負のスパイラルに陥ってる方のヒントになれば幸いです。